急性中耳炎
お子さんの急性中耳炎は、とくに2歳以下の場合にくり返すことがあります。痛い処置はさけたいのですが、以下の場合は鼓膜切開をお勧めすることがあります。
発熱が数日つづく場合、耳の痛みをくり返す場合 など
怖いし、うるさいし、ちょっと痛いけれど・・・
ある日、突然 耳が痛い !!
発熱が続いて、原因がわからない・・お耳をみたら・・・
お熱や痛みがあれば早く治すために鼓膜切開も必要なことがあります。
中耳炎には、いくつか種類があります。
@ 急性(きゅうせい)中耳炎
A 滲出性(しんしゅつせい)中耳炎

これらはお子さんに多い中耳炎で、主に風邪やお鼻の病気などが原因になります。
●慢性せん孔性中耳炎
●慢性癒着性中耳 ・・・など色々種類があります。

【特徴】「痛い」中耳炎です。
発熱のもとになることがあります。
かぜや、鼻水がきっかけでおきることが多く、特に鼻かみが上手でない子でおきやすいと思います。
お風呂やばい菌などが耳の穴から入るわけではありません。
急性中耳炎では治療が長引いたり、何回もくり返すことがあります。

【治療に必要なこと】
まずは
1. かぜ・鼻水を治すこと
上手に鼻かみをすること(鼻すすり、強く鼻をかむ・・・はやめましょう)
2. お薬をのむこと(適正な抗生物質や、鼻水をおさえるお薬、痛み止めなど)また、お熱や痛みのある場合や、・・・
3. 鼓膜切開(こまく せっかい)をお勧めすることがあります。
4.

繰り返して鼓膜切開が必要な場合には、

鼓膜チューブ留置術を行うことがあります。

反復性中耳炎 とか 難治性中耳炎
急性中耳炎を頻繁にくり返したり、なかなか治らない場合があります。くり返したり、治りが悪いものをこう呼びます。
原因として特に言われているのは、
・2歳以下のお子さん、
・幼稚園や保育園に通う子
・鼻水・鼻づまりのある子、
・薬剤耐性菌が原因の場合
例えば、3ヶ月の間に2、3回の急性中耳炎をくりかえしたり、1回の急性中耳炎が2,3週間も治らない場合などがこれにあたります。
治療戦略を変えなければならず、ばい菌の検査をできるかぎり行い、抗生物質の適正な使用が求められます。
・通院の目安
週1、2回のお鼻掃除のための通院
耳だれがある場合は、できるだけ(毎日でも)耳掃除の通院が必要になります。お熱があったり、鼓膜の赤みや腫れがひどい場合は、鼓膜切開を勧めています。
さらに、抗生物質を適正なものにしても治りが悪い場合には、
★鼓膜チューブ留置 と 耐性菌に対応した抗生物質 が必要です。
鼓膜切開(こまくせっかい)
言葉は仰々しいのですが、
膿んで腫れた鼓膜に、2〜3ミリ程度の穴をあけます。
にきびが腫れたときには、つぶして膿をだしたことありませんか?
今、暴れている急性中耳炎の「痛み」や「お熱」を和らげる即効的な効果が期待できます。
Q .
A .
Q .
A .
Q .
A .
鼓膜切開は痛いの?
正直、痛いと思いますが、注射と同じくらいで、痛いのは、一瞬です。
穴はふさがるの?
あけた「穴」は、普通3〜7日くらいでふさがり、元通りです。
穴があくと、聞こえなくなるの?
膿や水がたまっている方が、聞こえないと思います。
鼓膜チューブ留置
鼓膜切開した”あな”はほぼ数日でとじてしまいます。
くり返す急性中耳炎には、鼓膜チューブ留置が有効です。
【手順】鼓膜麻酔液で、痛みを取り、鼓膜切開をします。
切開したあなに、直径2,3mmのシリコン性のチューブをいれます。

Q .
A .

いつまでチューブを入れておくのでしょうか? 
特に決まってはいませんが、急性中耳炎をくり返していた場合は、
6ヶ月間 または2歳を越えるまで を一つの目安にしています。
※チューブを抜くのは、あっという間で、いつでも抜けます。
【デメリット】
●”えっ、チューブ? 手術?”と保護者の方に少し引かれてしまいますが・・
●スイミングなどで、潜ったりすることは制限されます。お風呂や洗髪は特に制●耳だれなどがなくてもチューブの管理のため、最低月1回は通院が必要です。
●チューブが入っていれば、空気がはいりやすく、膿が抜けた分聴こえが良くなります。
●数日間、少し血の付いた耳だれが出ることがありますが、パンパンに腫れた状態よりはお子さんも楽になります。
●もし次に急性中耳炎になっても、耳だれが先にでますので、お子さんも痛みや発熱が少なく楽です。
【メリット】
●チューブが入っていれば、空気がはいりやすく、膿が抜けた分聴こえが良くなります。
●数日間、少し血の付いた耳だれが出ることがありますが、パンパンに腫れた状態よりはお子さんも楽になります。
●もし次に急性中耳炎になっても、耳だれが先にでますので、お子さんも痛みや発熱が少なく楽です。