睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群、CPAP 療法
耳鼻科医ですが、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療にも力をいれています。いびき、睡眠中の無呼吸、寝苦しさ、朝の頭痛、昼間の眠気、が代表的な症状ですが、無症状なのに、ひどい睡眠時無呼吸症候群という方も多々おられます。
典型的な症状としては
1.日中の眠気
2.夜間睡眠中の、いびきや呼吸のつまり、息苦しさ、胸の動悸、悪夢や  汗など
3.夜間のトイレの回数が2〜5回と多い
4.朝起きた時の頭の重い感じ、熟睡感がない、疲れがとれていない
などですが、さらには
5.まったくの無症状なのに、一緒に寝た方から「息が止まっている」、  寝相が悪いといわれる。
6.布団に入って、異常に早く寝ついてしまう
(普通の方は10分くらいかかります)
どんな検査をして診断があるのでしょうか?
●のどやお鼻を診察します。
(口蓋扁桃肥大、鼻づまり、咽喉頭腫瘍の有無などをみます)
●必要に応じて甲状腺機能や、血液濃縮
(血がどろどろになっていないか)などを採血で検査します。
●終夜睡眠ポリグラフ検査の携帯型機器をお貸し出しして、自宅で検査  が可能です。
目安として、1時間あたりの無呼吸や低呼吸(窒息)の回数が、10回以上の方には精密検査をお願いしています。
(精密検査とは、大原綜合病院や大槻スリープクリニックなど専門機関での 一泊二日の入院しての終夜睡眠ポリグラフ検査を行います。)
治療について
CPAP療法  長所  診断されたらすぐに開始できる
   効果もすぐにでる・痛みもリスクもない
       短所  無呼吸が治る訳ではない
   中断すれば元通り・必ず月1回の受診が必要